地震や水害などによる大規模な災害が発生した場合、通常の生活ごみのほか、がれきや壊れた家具などの「災害ごみ」が大量に発生することが予想されます。被害の状況によって収集体制などは変わるほか、通常では村で収集しない家電製品等を受け入れるなど、ごみの出し方が通常時と異なります。
早期復旧・復興のためには、迅速なごみ処理が必要不可欠です。ごみの分別をしていただくことで、処理期間が短くなり、悪臭の発生や害虫の被害抑制にもつながります。
災害ごみの分別方法や出し方は通常と異なります。大規模災害後の家の片付けは、村が発災後に決定してお知らせする「ごみの分別方法」や「搬入場所」などを確認して、次の手順を参考に行ってください。
生活ごみと災害ごみに分けましょう。
・生活ごみ...家庭での生活で出てくるごみです。ごみステーションに通常のルールで出してください。(被災状況によっては予定どおり収集できない場合があります。)
・災害ごみ...災害によって発生したごみのうち、住宅などを片付ける際に出てくるもの(例:畳、布団、家具、家電など)や壊れた住宅などを撤去する際に出てくるもの(例:木くず、がれき、瓦など)です。ごみステーションには出せません。
災害ごみが普段使用しているごみステーションに排出されると、収集業務が滞るなど、ごみの処理に多大な影響が生じてしまう恐れがあります。また、生活ごみの中には食べ残しなどの生ごみが多く含まれており、生活ごみが災害ごみの集積場所に排出されると、悪臭や害虫発生の原因になってしまいます。
災害ごみは決められた仮置場へ、生活ごみは普段使用しているごみステーションへ
大量に発生した災害ごみは、通常では家庭ごみとして出されないものや、被害により通常通りの分別では処理できないものも多く含まれるため、ごみステーションとは別に災害ごみ専用の仮置場を発災後おおむね3日以内に開設します。
・災害ごみは、原則、個人または災害ボランティアに協力をいただき、指定する仮置場まで搬入してください。
・生活ごみの収集は、発災後、おおむね3日以内での再開を目指します。村のお知らせをご確認いただき、普段使用しているごみステーションに出してください。
災害時はごみが大量に発生し、通常通りの処理が追いつきません。災害ごみを住宅前の道路脇や通常のごみステーションに出すと緊急車両などの通行の妨げになってしまいます。発災後に村からお知らせする仮置場に出してください。
※仮置場とは...村が被害の大きさ、被災地域、災害ごみの量など、被害状況に応じて開設する災害ごみ専用の置場
災害ごみを種類ごとに分けて置きましょう。
災害ごみは分別して仮置場に搬入してください。分別を行うことで処理期間が短くなり、悪臭や害虫発生の抑制、またガスボンベなどによる火災の危険回避に繋がります。しかしながら、分別が不十分だと仮置場内で再度分別を行わなければならなくなり、処理までに多大な時間や労力がかかってしまいます。災害ごみの分別にご協力をお願いします。
災害ごみの種類や分別方法、仮置場のレイアウトは災害の種類や規模により異なりますので、発災後、村からお知らせする内容をご確認ください。
村からのお知らせを確認しましょう。
災害により災害廃棄物が大量に発生した場合には、災害の種類や被害状況により、数日以内に具体的な分別・排出方法などを次の方法でお知らせします。
・ホームページ
・防災メール
・チラシ(避難所・集落内掲示板等での掲示、配布)
・LINE など
災害ごみをできるだけ出さないようにするには...
家具や電化製品などは転倒防止器具や金具で固定するなど倒れにくくすることで、破損が防げるため、災害ごみを減らせる場合があります。また、日頃から、不用品はリサイクルに出すなど整理することで、災害ごみを減らせます。
災害時のごみの正しい分別と出し方は村の復旧・復興に大きく影響します。住民の皆さまにはご不便・ご迷惑をおかけいたしますがご理解とご協力をお願いいたします。
関川村 住民税務課 住民環境班
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TEL:(0254) 64-1471 / FAX:(0254) 64-0505